福島の「当たり前」を守る、
桁違いの技術力

心を奪われた巨大な現場

知らなかった世界で、

私は福島市出身で、2014年に新卒で福島民報へ入社しました。工業高校で電気を学んでいたので、機械に関わる仕事がしたいという思いはありましたが、正直に言うと、入社前は印刷の仕事についてほとんど知識がありませんでした。ただ、「自分の知らない業界に挑戦してみたい」という気持ちが強くあり、その延長線上に福島民報がありました。

入社して初めて印刷センターの現場を見たときの衝撃は、今でも忘れられません。巨大な輪転機が動き出し、何万部もの新聞が一気に刷り上がっていく。秒単位で新聞が流れ、次々と工程を通過していく光景は、それまで見てきたどんな機械とも桁違いでした。「すごい」という言葉しか出なかったことを覚えています。

想像以上にシビアだった

当たり前を守る仕事は、

実際に働いて強く感じたのは、新聞印刷とは「当たり前を守る仕事」だということです。新聞は、届いて当然。でも、その“当然”を成立させるには、絶対に遅れられない時間と、ミスが許されない工程があります。

決められた時間までに印刷を終え、梱包し、配送に間に合わせる。その流れが一つでも崩れると、全てに影響が出てしまいます。普段は同じ作業の繰り返しに見えるかもしれませんが、その陰では、毎日「今日も無事に届けられるか」という緊張感があります。

新聞は、朝になれば当たり前のようにポストに届きます。でも、その裏側には、こうした巨大な設備と人の手があり、分刻みで動く現場があります。その一部を自分が担っていることが、この仕事のやりがいと面白さだと感じます。

印刷を止めない

カバーしあうチーム力で、

そんな現場で、今でも強く印象に残っている出来事があります。配達前の新聞にミスが見つかり、原因は本当に一瞬の確認不足でしたが、気づいた瞬間は血の気が引きました。時間との闘いになる新聞づくりでは、「小さなミス」が致命傷になります。

幸いにも、配達前に発見できたため、すぐに周囲と連携して対応しました。現場では、トラブルが起きた瞬間に全員が状況を共有し、どうすれば間に合うかを即座に判断します。機械に不具合が出れば、別の機械でカバーする。時間がなければ、全員でスピードを上げる。

印刷を止めない。その一点に向かって迷わず動けるチーム力は、この現場の強みだと思っています。

和気あいあいとした現場

印刷センターの現場は、決して大人数ではありません。印刷局全体で約30人が働き、夜勤はその半分ほどの人数で、巨大な設備を動かします。

だからこそ、一人一人の役割は大きく、判断のスピードも求められます。トラブル時には、「誰かの指示を待つ」のではなく、その場で最適な判断を重ねていく必要があります。少人数で巨大なシステムを動かすこの環境は、想像以上に責任があり、同時にやりがいも大きいです。

また、一刻を争うピリピリした雰囲気を想像されがちですが、私が働く印刷センターは、いい意味でそのイメージとは違います。普段は和気あいあいとしていて、年齢や立場に関係なく声を掛け合える雰囲気があります。困ったときには、必ず誰かがフォローしてくれる。

印刷の仕事は「難しそう」と言われることもありますが、実際は一人で抱え込む仕事ではありません。分からないことがあれば教えてもらえる環境です。

地域と深く関わる取り組みの土台

新聞印刷は、

福島民報は、新聞を発行するだけの会社ではありません。
普段は印刷センターで働いていますが、地元で行われる駅伝やスポーツ、文化イベントなど、福島民報主催の催しに触れるたびに誇らしい気持ちになります。地域と深く関わる取り組みの土台として、新聞を毎日止めずに出し続ける現場があります。実際にユニホームを着て外に出ると「民報さんの新聞取ってるよ」と声をかけていただくこともあります。

地元が好きで、地域の役に立つ仕事がしたい。そんな思いを持つ人にとって、福島民報はぴったりな場所だと思います。
福島にいながら、ここまでの大きな規模とスピード感のある仕事に関われる。それは、福島民報ならではの魅力だと感じています。

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